~退去連絡から敷金の精算まで~

賃貸物件を退去をする際は、ホテルなどの宿泊施設とは違い、今日部屋を出たら明日から家賃を支払わなくていいということはありません。
賃貸物件を退去する際は、さまざまな手続きを行う必要があります。
賃貸物件の退去手続きについて、いつまでにどのような手続きをしなければならないのか
見落としがちな注意点とともにお伝えします。

*流れ*
0,事前チェック
1,管理会社などに退去する旨の連絡をする
2,書面の送付(解約通知書)
3,引っ越し・立ち合い・鍵の返却
4,敷金の精算


ちょっと詳しく*

0,事前チェック
新しいお部屋を借りる前に、今のお部屋の退去(解約)に関する条件をチェックしましょう。
契約書に「解約」について記載されている箇所があるので、探してみてください。
解約の条件で一般的なものは、解約の申し込み(申し出)の期間が「解約の1か月前まで」(物件によっては「解約の2~3か月前まで」)であったり、解約の申し込み(申し出)は口頭ではなく「書面」が必須だったりします。(下記『 』参照)
『解約の効力は書面にて申込をしてから1ヶ月を経過後発生します
 また解約までの期間が1ヶ月に満たない場合は、1ヶ月分の賃料を支払うことにより、本契約を解

 約することができます』

1,管理会社などに退去する旨の連絡をする
条件をチェックして、新居を決めたら日にちに余裕を持って、管理会社などに電話やメールなどで退去(解約)する旨の連絡をしましょう。
また、解約の申し込み書面が手元にない場合は、その旨を伝えて、取り寄せましょう。
*引っ越し日や、空の状態になったお部屋の状況確認の為の、立ち合い日の話しがあると思いますので、自分のスケジュールを把握しておくことオススメします。(書面の送付後の場合もあります)

2,書面の送付(解約通知書)
ギリギリに出さずに日にちに余裕を持って送付してください。

3,引っ越し・立ち合い・鍵の返却
・新居にお引っ越ししましょう。その際、家具などで壁や床に傷をつけないように気を付けてください。
また、引っ越し後に軽くお掃除をしておくと立ち合い時の印象が良くなります。
・立ち合いは、管理会社や大家さんが来ます。お部屋の状態(傷や汚れ具合)をチェックされます。
・立ち合い終了後、鍵の返却となります。複製(コピー)した鍵がある場合は、その鍵も渡さなければなりません。

4,敷金の精算
経年劣化を除く、借主の故意・不注意などによる傷や汚れなどの修繕費用や、契約時の特約条項などに記載があった場合は、敷金から精算されることがあります。
使用状況が悪くお部屋の状態が悪かったりすると、敷金だけでは精算できず、別途費用を請求される可能性もあります。


退去から引っ越しまでの流れ~まとめ~

1.退去の連絡・退去通知

2.引っ越し

3.退去の立ち合い

4.鍵の返却

5.敷金精算

の流れになります。

お引越しをお考えの方、退去時に二重家賃がかからないようにする方法など
ご相談がございましたらご連絡お待ちしております。